2004年06月02日

汝の・欲することを・なせ

そうそう、あんまり真面目な私なので、気がついたら五月病の彼方からこんにちは。なあんて思ったら久々の休日に、あろうことか『著作権法改正案、“修正”ならず――文部科学委員会で原案通り可決』などという事態に。
先エントリ以後も、なりゆきを見守りつつ、個人的には地元を含め、議員さんにメールを出してみたり仕事に支障のない範囲で細々やってみていたのだけど、ここに及んでは何とも申し上げようもない忸怩たる思いでキーをたたいております。でも負けないぜ。

いかんともしがたい』さんの“敗北宣言”は、だから「この試合は負けね、んじゃ次。今度は負けねえ」ってことだと思う(おおまかには。もうちょっと意味があると思っていますが、仲間の手の内を説明するほど愚かではなし、ふふ)。負けることは学習効果が高いとはいえ、ダメージはやはり大きいわけで、私たちはそんな中で、日常生活をきちんとこなしながら回復をはかり、戦う力と戦略を駆使しなければならない。

欲しいレコードをどうやって手に入れるか一所懸命考えるのだって大事だし、選挙権があるならちゃんと吟味して行使し「公僕」を選定することはとっても重要だ。また同時に、留守中に猫が帰ってきてもカリカリがなくなってないように気をくばりつつ、遠距離の相方とは「昨日遅かったから今日は早めに電話して寝ましょう」と相談する。その毎日の先には、例えば街ですれちがう地域のおじさんやおばさん、八百屋さんや服屋さんの先には商工会議所があって市役所があって役人や市議がいて県議がいて国会議員や大臣がいるのだ。私たちが健康に冷静な意識をもって日々を過ごすことは、それ自体が誠実な戦いでなければならないでしょう。負けないぜ。ふふふ。

とまれ、とりあえず欲しいものは欲しいぞ。買っちゃうぞ。あなた、安いのかい?高いのかい?あぁ、若旦那。あたくしんとこはね、すこぅしでもお安く買っていただこうってね、そりゃあもう努力してますよ、ええ。
昨晩、ごひいきのKelly Joe Phelpsさんのオフィシャルサイトを見ておりましたところ、氏が関わっているPaul Curreriさんなる御仁を発見。いや正直大分まえに見つけてはいたのだけど、試聴してもピンときていなかったのが、Geof Muldaurばっかり聴いてた昨今の耳にはなんだか心地いい響き。
Paul Carreri
ふらふらと“Listen to a sample or buy it here”ボタンを押してみるとそこはカンザスの我が家。もとい、CD Babyというメリケンのインディ音楽屋さん。これが私にはなかなかびっくりの面白いサービスをなさっておいでで。なんとプラスティックケースをはずして送ってくれるという荒業オプションがあるのですよ。端的に申し上げて、ちょっとでも軽くして送料安くしましょうという"Born to be wild、イェー!"なんて国(偏見です)とは思えない繊細なお心遣い。↑のリンク先をごらん頂くと一目瞭然ですが、11枚以上頼むと、ケースありとなしではなななんと12ドルもちがうという。一枚買えるじゃありませんか、若旦那。こんなお客さんの気持ちを考えたお店でお買い物をしたいもの。まして気持ちよくなりたくて選んで選んで買うものならなおさら。こんなご時世、こんな気持ちを大事にしようと私は星に話します。くじけませんよ。

こんな毎日が、怒りや喜びをつくって、また毎日を転がしていくようです。そんな毎日はでも、思いやりや想像力が支えていて、それさえ手放さなければ私たちはちゃんと日々を紡いで、戦っていけるのでしょう。ふふ。

汝の欲することをなせ

track-back:
輸入権なんて穴だらけ at いかんともしがたい


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2004年04月27日

ひみつの契約は毎日交わされている

さよう、鉄道だの旅客機だの、電話だの電脳網だののお蔭さま、世の中とっても狭くなって、知りたいことも聴きたい音もすーぐに手の内というご時世ながら。そこは田舎に暮らす真っ当な社会人、お仕事もあれば義務もあって、ゆきたいライヴも涙を飲んで番茶すすって厳選厳選。去る20日は水曜日、駅すぱあとで最短経路を綿密に調査の上、お仕事は早引けの行ってきました横浜はサムズアップGeoff Muldaur's Jug Band Trio 2004 Cherry Blossom Japan Tour、その一晩でございます。

チケット
恥かしながら告白致しますと、ジェフ・マルダー氏についてはここ数年、私のなかではやっと焦点を結んできたところ。学生の頃に『Paul Butterfield's Better Days』を手に入れたけれど、"Please send me someone to love"の良さはまだわからなかったし、『未来世紀ブラジル』の“ブラジル”がジェフさんのものと知ったのも実は最近のこと。exワイフのマリア・マルダーを堪能しはじめたのも数年前からのことで、気が付いたら貴重な来日公演はとっくに終了。ここのところ、アメリカン・ルーツ寄りでアマゾン地獄に落ちていたのだけれど、遂に復讐の狼煙をあげる時がきたわけ。しかもジャグバンド形態という、未体験ゾーン。ヤリーノ・ヤリッシュ・ヤリッヒ。

釈迦に説法、詳しい事は冗長ゆえばっさりと、メンツと“ジャグバンド”についてはこちらを御覧いただくとして。時は横浜ジャグバンド・フェスティバル開催前夜、前座はその中心におられるMad-Words。“にぎにぎしい”というイメージのジャグバンド入門として、おそらく彼等自身のアイドルの前で、ものすごーく緊張している面持ちながら、こけおどしっぽい演奏と小道具を駆使したステージングでなかなか楽しませてくれる。ジェフのバンドのフリッツ・リッチモンドさんもにこにこ見ている。私も相方もビールがほどよくまわって、よいよい気分で一緒ににこにこ。

さてさて、お客さんもあったまった頃合い、まずジェフさん一人アコギで登場、"Kitchen Door Blues(The Common Cold)"。いっぺんに空気が変わる。あっというまに「これはひょっとしてすごいものを見てるんじゃないか」という気にさせられてしまう。
たとえば6、70年代などに傑作を残したミュージシャンの新作や生演奏を聴くとき、声や技術の衰えを感じることはままあることで、それはなんとなくいやだなあ、なんて思いつつ、近年の作品は聴かないままに出掛けたのが正直なところ。しかし彼の場合はまったく逆で、衰えどころか声にはより深みが加わり、奇麗にのびる。驚いたのはギターの巧さで、ざっくりした最上のリズムに、美しいハーモニクスが必殺のタイミングで鳴る、アルペジオは丁寧に物語を紡ぐ。
2曲めから、ごく自然にウォッシュタブベース/ジャグのフリッツさん、アコギ/フィドル/マンドリンのトニー・マーカスさんが加わって、ジャグバンドスタイルの演奏が始まる。とは云っても、聴き進むうちにどうやら所謂“にぎにぎしい”ジャグバンドではなくて、ブルース寄りの内容で、セットが組まれている様子がわかった。ジャグにマンドリン、ジェフさんが時折持ち替えるバンジョー、サイド二人のコーラスなどは、彩りというよりはむしろ、ジェフさんの歌を響かせるための、多すぎもせず少なすぎもしない、ただ必要なリズムとハーモニーとして鳴っている。全ての音をひとつの場所から届けるフルレンジ・スピーカーのような表現。
どの曲にも云えたことだけれど、演奏も歌も、とても繊細にコントロールされていて、しかし神経質には絶対にならず、全体の空気はどこかしら、絶えずユーモアに溢れている。白眉と思われたのは中盤の休憩前"The Wild Ox Moan"で、演奏/歌のダイナミクスの幅広さとハイトーンのきめ細かさに何度も泣かされそうになりながら(結局泣いたけど)、ときどき見せる笑みに暖かな気持ちにさせられて、"〜whrere I belog"という語尾が染み入った。

Mad-Wordsと
名唱"Gee Baby"も、初めて聴いた"Trouble Soon Be Over"も素晴らしいの一言(早速『Password』を手配)。"Chicken"ではそこはかとない笑いが心地よかったし、"Got To Find Blind Lemon"は、ジェフさんの曾曾祖父が横浜に眠っていることとリンクしていてしみじみとした。人気のボビー・チャールズもの "Tennessee Blues"はいわずもがな、アンコールでは"Small Town Talk"もやってくれた(演奏レベルとしてはつめられていなくて、やらなくてもよかったかなと思わなくもなかったけれど)。アンコール前には「にぎにぎしいのもどうぞ」な感じでMad-Wordsと"Fishin' Blues"を共演(写真)、にこにこプレシャス、目の幅で涙な一晩は大団円。

ブルース的な内容をジャグバンドのスタイルでやる、ということについての分析に及ぶには、私の知識と経験ではかなわないことだけれど、それは例えばクラプトンがロバート・ジョンソンを、所謂ブルース・フォーマット的にやるのとは随分ありようが違うように感じられた。落語家、圓生のような名人は、人情話で下手(しもて)が泣いている場合でも決して涙をつたわせずに溜め、上手に移った時には、涙は引かせる。研ぎすまされた芸は、人を涙させるけれど、芸人はそこに溺れない。「芸」を研ぎすませて、人は「ブルースマン」になるのだと思う(マリア・マルダーの"Vaudeville Man"の歌詞をなんとなく思い出すのだね)。

あの晩の余韻から、最近のジェフ・マルダーと音楽の関わりをつらつらと想いながら方々のサイトを見てまわっていたら、招聘元のトムスキャビンのサイトに、前回来日の折のジェフ・マルダ−から日本のファンの人たちへ − 人生はスナップさ!と題した一文が置いてあった。17年も離れて、いかに彼は再び音楽と“ひみつの契約”を結んだか、の記録。
いま、音楽を大切に思っている人、これからもずっと大切にしたいと思っている人は、何があってもこの一文を読みましょう。いや、読んで下さい。ニューヨークに生まれ、ブルースやその他の雑多なアメリカ音楽をいわば“学習”してきた彼が、いかにして「ブルースマン」になったか。それは、私たち(例えば“日本人”、例えば“おんなこども”)がブルースマン足り得るという証左でもある。毎晩、違う場所での同じ曲。丁寧なチューニング。歌を歌い、弦をならす変わらぬ毎日。だから99年のアコースティック・ソロによるライヴ盤『Beautiful Isle of Somewhere』は、選曲は似通っていながらも、少しく力んだ歌声と気負いのようなもの(それは決して悪いものではない)が今回の来日セットとの大きな違いであり、それこそがこの日の彼と5年の月日を思わせて、またしても暖かな涙をこぼさずにはおれなくなるのです。そうして、ここのところずうっと私はジェフさんの音に浸かっているのでした。ああ、幸せ。

しかし、ウォッシュタブベースというのがあんなに深くていい音がするものとは!いつかつくってみようっと
そうそう、広島公演では、やはりアコースティックセットで来日中のジャクソン・ブラウンも観にきたらしいですよ。

参考:
the Official Geoff Muldaur Website
Boogie Woogie Ace & the Rhythm Kings さんの『ジャグ聴いたことあるかい?』

5/5 追記:
京都・磔磔での様子は踊る阿呆を、観る阿呆。ジェフ・マルダーを、磔磔で聴く。』を是非ご一読。その場のマジックを的確に表現された、滋味深い文章をご堪能あれ。いやあ、大人の文章。ため息です。

Track Back :
Geoff Muldaur's Jug Band at 踊る阿呆を、観る阿呆。
ジェフ・マルダー・ジャグ・バンド・トリオで来日決定! at hidemuzicblog
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2004年04月09日

おかのうえの愚者、三輪車から眺むる間抜けの景色

先日、といってもはや一月半も前、教育テレビで『貘さんを知っていますか?』という番組を拝見。その詩人『山之口貘』は、金子光晴などと親しくしていた人物。親族の家から朗読のテープやらなにやらが見つかり、それを元に彼の足跡をたどったりという内容で、とっても面白く楽しんだのだけれど、そもそも番組に興味を持ったのは、ミュージシャンの高田渡氏登場と番組欄にあったから。氏は、山之口貘の詩に曲をつけて、もうずいぶん長いこと歌っている。

まったき僥倖、数年前に、地元のちいさな呼び屋さんのおかげで、間近に氏の歌を聴くことができたのだけれど、世代的に云っても明らかに落語の枕に影響をうけた、曲の合間のしゃべりと、飄々としながらも丁寧に、とても丁寧に紡いでいく歌とギターに“感心”した。だけれども、ずいぶん時間がたって、彼のことはぼんやりと忘れていて、件の番組で久方ぶりにその歌声を聴いて、今度は感激してしまった(“感心”だなんて、不遜だったってことも気付いたり)。山之口貘の詩は、なんだかとぼけている様でいて言葉の配置は綿密。それを高田氏が歌うと、さらにとぼけて綿密に、立体的になる。こじんまりとした昭和の公団住宅的な風情を持った氏の住まいで、キッチンを抜けて部屋に入ると詩集がぎっしりの本棚が待っている。でも、氏の佇まいや話し方と同じに構えたところの全くない、風変わりな空気もある。番組では、そんなところも見ることができた。

the fool on the hill
ザ・タイムズ・ゼイ・アー・ア・チェインジン。ディランのこんなのが楽しみな昨今、高田氏の“自伝”バーボン・ストリート・ブルースで引用されているピート・シーガーのたまわく「歌と云うのは古い家だ」、土台がしっかりしていれば中身はどんどん変えてゆくべきだ、という言葉は、高田氏の「変わらないねえ」と云われてしまうような、氏に対しての“見られかた”を考えるにつけ、アレンジを変えながら同じ歌を歌い続けるディランとの写し鏡のような、しかしオモテウラの相似形を感じずにはいられない。丘にたたずむ“愚か者”が眺める“世界”は、眺められていることに気付いているのか、ということ。

ファースト・アルバム『ごあいさつ』は、だから“古い家”だ。風雪に耐えて、こんな若輩にも恐ろしく新鮮に響く。最近の高田氏を凄い、と思っていたので、実のところ若かりし頃の粗忽な氏が聴こえてしまうのではと危惧したのだけれど、全くそんなことはなくて、だからこいつは皆さんにおすすめです。山之口貘の詩の曲や、はっぴいえんどが参加してることや、もはやクラシックの趣の「自転車にのって」や「生活の柄」も素敵だけれど、「コーヒーブルース」の歌い廻しや演奏、言葉の選び方が白眉(音楽的背景は、後述TB先のswing51さんblog『とり五目』のエントリから辿っていただくのが吉)。その他の曲のシャンソン調の詞も面白い。個人的なハイライトは「アイスクリーム」の深い洞察と音楽的知識と演奏力と音色と世界観で、なあんて実はそんなことを眉にしわよせて思わせるような趣では前々ないのに、聴く度「すげえ」とうなってしまうさりげない“凄み”。詞だけでは勿論わからないけど、こちらなどでご興味をお持ちになったら是非御一聴。

タカダワタル的
ちょうどいいあんばいに、『タカダワタル的』という映画が公開された。「国の認めない人間国宝」というコピーがまた、オモテウラな雰囲気でニヤリとさせられる。今のところ、新宿テアトルのレイトショーだけで、どうやら毎晩高田氏本人も現れている様子。長けりゃ大作(not 池田)みたいな昨今には、65分という上映時間も一言ありそな風情で好みでもあるし、だからこそこんな一言レビューなんて、筆力もないくせに「レビュー」なんてって然も「一言」なんてって但々エンピツをのたくらせる馬鹿やろうが、ほんとにほんとに間抜けにしかみえない。『歌自体はたいしたことないけど』だって?お前さ、聴いた事ないなら云うべきではないし、映画の感想なら『歌の良さはわからなかったが』と書くべきだろうがこの糞が。『いい意味で、進歩がないんだろうな』だって?『いい意味で』だの『生理的に』だのが私ぁ生理的にだいっっきらいなんだよこのガキが。いや、いい意味で。
閑話休題、つまりこうだ。“愚か者”はどちらか、いや、“愚か者”って何か、わかってるのか?

ひとを知れば、音を聴きたくなる。音を聴けば、ひとを知りたくなる。件の映画の監督は、私とほぼ同世代(まあ、若いほうと思いましょうよ、皆さん)。フール・オン・ザ・ヒルは街の中にも、すぐ隣にも居るんだもの、と感じているに違いない。“英知”はネイティヴ・アメリカンだけが持ってるものじゃない、ってことだよ。三輪車に乗って、立ち飲みやに向かう彼の見る風景を見ろ、ってこと。

まあ落ち着いて。糞は糞と云おうじゃないか、落ち着いてね。お隣同士、仲良くやるのも大事だけれど、「こっち来いよ、面白いよ」って自分で云わなきゃ誰が云うのかね。一緒にどう?少しばかりってのを。


trackback :
コーヒーブルース(移転前エントリ) at とり五目(移転先リンク)
世界の中心で、愛をさけぶ /片山恭一 at sketch-book
部屋の中心で腹黒を叫ぶ at ブルグ
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2004年03月22日

逡巡の冬、ダイヴの季節(またはiPod夜話)

まあるい豆腐も切りよで四角。ジャケ買いだのアウトテイク満載ボックスセットだの、そもパッケージングというのは大切なものですけど、整理整頓は故郷の銀河系の彼方の彼方、アルファ・ケンタウリの角を右に曲がってコンビニのはす向かい、スズメが二羽とまってるあたりに置いてきた私。蒐集が収集つかなくなったりするわけで。

考えてもごらんなさい。たーくさんいっぱーいのCDをずんずん助手席に積んでって、人が乗ろうと云う段に後部座席にがばあ!とぶちまけ、既に二十数枚散乱してるのはすっかり忘れ、聴きたい曲がひとつでも入ってればおうちの山積みから銀盤はさらに倍(三択なら竹下が堅い)、チェンジャーなしの貧乏ディージェイ(題字:森茉莉 )もかくやの素早い選曲&プレイでディスク・アウト&片手でケースをかぱって開けて、途中でサードにシフトダウン、滑らかにコーナリングをこなしつつ、人さし指でくーるくるってディスク・イン!、それではおおくりしましょうポール・バタフィールズ・ベターデイズでプリーズセンドミーサムワってしまったあれはトランクの中に放り投げてたんだった、じゃああれだ、正反対でタテノリだスタッターだってあれえエラスティカの中にサム・クックが入ってるよサム・クックの中には54-71で54-71の中身はテレヴィジョンだ、バーラインのギターはいいなあ。

おとなになっても、私のまわりにはしっかりたーくさんの音楽があって、とっても幸せ。たとえ「ひとあおすじ」がもらい泣いてると思ってたり、メロンパンっていいバンド名だなスーパーカーぐらいやられたなとか、脳細胞は既に98.5%(ぶっちぎりでしょう?あん?)死滅していたとしても。

その幸せを加速させたい。加速させたいの。加速させようぜ、ベイベ。ギターウルフの民生機ぐらいの認識しかない氣志團風に云ってみて。そうするとiPodが、生協の豆腐パック(二個組)みたいな面立ちでこちらを伺うのです。わきさんのとこの『iPod(iTunes)の音にこだわるなら』のコメント欄では、“私がiPodを持つ理由”が俯瞰できて(ってもおふたりだけですけどね、色々な状況が読みとれるという意味で)興味深く拝見したのですけれど、前述の挿話の如く、私の場合は、確かに整理できない体質の改善もあるわけなのだけど、整理とはまた違う意味で、「こいつはどこかでつながりそうだぞ」と思ってCDをどんどん買ってしまう性質上、自分の持っている音源の中でも「出会い」が欲しいと云う理由があるのだね。随意に、CDケースの稼働部分をかたっぽ割っちゃったり、輸入盤の脆弱なディスクホールド部分をポキポキしたりしないで、選曲も風まかせ。ちっとも聴いてないCDもぜーんぶ入れて「な、なんだこの曲は!?司郎いったい何を!?」みたいな素敵な出会い(恋の花咲くこともある)を求めたいのだね。あと、すごーくランダムにつながっちゃった曲同士について関連性を考察してみたり。R.E.M.のあとにスタッフ・スミスがかかったりしたら、ちょっと考えちゃうでしょう。ほんもののSgt. Pepper'sとBig Daddy盤が偶然つながったりの正当派もにっこりだね。

いますぐにでもあのコを手に入れたい。なんつって来年の車検が買い換えどきですよと優しいディーラーに云われた手前、こんなのながめてこちらも眺めて、一年先の清水の舞台を夢見て、あーでもないこうでもない。

あいもかわらず散乱した銀盤の山に埋もれて信号待ちをする私に、通りすがりの人は云うでしょう。「あの、そこのあなた。あなたですよう。ずいぶんとお荷物をつんでおいでで。おくるまに、お住まいで?」。はい、左様で。


トラックバック先は以下の方々にて、無礼ご容赦の程。
いつのまにか大人になって、いつのまにか音楽のそばにいない」 at sundaysoundtrack
iPod(iTunes)の音にこだわるなら」(主にコメント欄)at "フリー*プランナーというお仕事について"の日々の雑記帳
脳細胞と文才」 at sketch-book
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2004年02月20日

はじめは「イ」の字、世にはばかる

白黒白黒、テクニカラー。お隣のお座敷で空手チョップを鑑賞しては、みかん箱に針金アンテナ見栄を張り。物心もつけばキャンディーズも解散しちゃったり、あっというまにテレビっ子が立派に育ったね。ここんとこの黄金時間はご多分にもれず蜘蛛の間を彷徨って、blogなんかはじめてみちゃったりの現代っ子。でもね、職場の方から借りちゃった『白い巨塔』なんかにうずもれちゃって、久方ぶりの正真正銘テレビっ子。嗚呼木曜日はテレビっ子。「四畳半と大河内教授の取り合わせがなんともはや、はははたまんねえ!」なんてテレビっ子将軍任命。は、謹んでお受けします。

テレビ朝日と云えば、『ニュース・ステーション』のテーマ曲は何とかならんか信右衛門、まろはあの無神経な工場出荷時プリセットみたいなシンセとリバーブ、それから親の敵でも居るのか、そんなに拝一刀が憎いのかって具合のキーキークラシック崩れの歌がとってもとっても我慢ならんのじゃ打ち首じゃ!。ってたらU2なんかになったので安心してたの。も、つかの間。
件のドラマの"Amazing Grace"が、まあアレンジは許そうアレンジは。なんでこう、「ある層」ってさ、歌声ってこういうの好きなの?半端なYAMA○A教育の"自称"クラシック好きのポップ観みたいなの?お父さん今日はアイスクリーム買ってあげないぞ。

閑話休題。やや、昨年NHK-BSで視た『アメイジング・グレースの魂 〜賛美歌が語り継ぐアメリカ〜』(リンク先はHi-Vision放送時の解説)がとっても面白かっただけに取り乱し気味の私。かの国アメリカで、人種や民族が入り乱れる道のりがひとつの歌で象徴的に辿られるという、アメリカン・ルーツ音楽系好きには垂涎の内容。予備知識的には『フィドルの本―あるいは縁の下のヴァイオリン弾き』(茂木健・音楽之友社)が平行した内容でとってもグー。上の番組は“賛美歌”って表現に語弊がある感じもあるのだけど、こちらは移民から音楽が混じっていく様、楽器のルーツ/奏法や、ひとくちにカントリーと云っても即“白人の音楽”と云い切れない様子がわくわくする。

その辺の面白さってのは、コーエン兄弟の映画“O Brother, Where Art Thou?”のサントラがコンセプトとして伝えてくれてる気が致します。因みにリージョン1(米国向け)のDVDですが、サントラのメンツでツアーをした折の映像“Down from Mountain”は、大変にとっても機械の身体を手に入れてでも手に入れておきたい素晴らしいものです。Cox Familyの、ベテランながら瑞々しいなみだちょちょぎれパフォーマンス、故John Hartfordおどけた渋さ、Gillian WelchやAlison Krausのコーラスが絶品絶品。そんでもって同じく茂木健さん著の『バラッドの世界―ブリティッシュ・トラッドの系譜』(同、絶版なのかな)も本棚にそっと。

ウクレレはテレビっ子しながらでも弾けるのでとっても便利。こんなのみっけたから、同じく大河内ファンのパートさん達とお昼休みに楽しもうっと。練習練習♪じゃらららん。
posted by swj at 19:57| 長野 | Comment(5) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月19日

イート・アット・ホーム/茶箪笥ごとお持ち帰り

出ておいでよお嬢さん。よいご時世に生まれましたね我ら聞き耳頭巾。過日のエントリー、ボナルー・ミュージックフェスティバルも、ちょいの間待てばお宅でもご鑑賞オッケー。2002年と2003年がCDとDVD両方出ております。両メディアで曲目が重複しないものがあるってぇところがんまぁ商売上手ね若旦那。

先ずは2003のCDを拝聴、何とBen Harperの歌う "Sexual Healing"所収。例のシンセベースフレーズをアコギで流麗に。個人的にはこれだけでも買いと云えましょう。是非とも影像をとも思ったけれど、こちらはCDのみでちょっと残念。で、CDではこの前がJBだったり、直ぐ後にThe Roots、MM&W、Emmylou Harrisと続いたりしてかの国でなければちょっと無理だよ旦那!な展開。そのあと3曲が個人的なハイライト、Bela Fleck and the Flecktones、Leo Kottke & Mike Gordonと、詩情も豊かなテクニカルチームが続きます。素敵。結婚して。極めつけはここの所アルバムが私の車内でぐーるぐるなNickel Creek"I Should have Known Better"。英才キャリアのブルーグラス・ルーツィな、フィドル/マンドリン/アコギのトリオ(演奏はダブルベースお父さんも)。若さと円熟とプログレッシヴなアイディアが繊細なさじ加減でダイナミックにウルトラスペシャルデラックスな具合で構築されるバンドさん。ボナルーでの演奏は、アルバムのこってり気味のアレンジをそぎ落として絶妙なグルーヴ感(特にマンドリンの空ピックに号泣)と甘酸っぱくも燻銀なコーラスワークでリピート幾星霜。これだけでも買って良かったわあなたそうかいお前もそう思うかい今夜は星が綺麗だねえはははは。

因みにDVDはと云えば、2003は何だかカメラワークに懲りすぎて、あちこちから影像を持ってくるので、楽器をかじっている者としてはたいそう辛い拷問です。2002はどちらかと云えばフツーなので、ちっちゃめのステージで歌うノラ・ジョーンズがフツーに見られたり。
ジェット機でひとっ飛びできないこの私、今年はどうかフツーに茶の間で頂きたいのです。

お代は見てから!の江戸っ子衆はスペースシャワーTVで放送の由、ご覧遊ばせ(2/10(火)23:30-26:00、2/21(土)25:30-28:00、2/28(土)19:30-21:00)。
posted by swj at 19:28| 長野 | Comment(5) | TrackBack(2) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月18日

隣家の茶箪笥、おいしいもの

有袋類はカンガルー。病膏肓 あまちゃづる。海を越えては何千マイル、米国はテネシー州マンチェスターにて催されるはボナルー・ミュージックフェスティバル
昨今もてはやさるるジャム系バンド、その集結地とも云えましょう本年のラインナップを見て御覧って。

The Dead / Dave Matthews & Friends / Bob Dylan / Trey Anastasio(Phish) / Willie Nelson / David Byrne / Primus / Wilco(!!!) / Burning Spear / String Cheese Incident / Ani DiFranco / moe. / Gou't Mule / Los Lobos / Galactic / Yo La Tengo / Femi Kuti / Medeski Martin & Wood / Gomez / Yonder Mountain String Band / Damien Rice / North Mississippi Allstars Country Hill Review / Beth Orton / My Morning Jacket / Gillian Welch / The Del McCoury Band / Taj Mahal / Sam Bush Band / Vida Blue feat. The Spam Allstars / Los Lonely Boys / Grandaddy / Kings of Leon / Bill Laswell's Material / Soulive / Neko Case / Calexico / Leftover Salmon / Cut Chemist / Chris Robinson & New Earth Mud / Umphrey's McGee / Maroon5 / The Black Keys / Tokyo Ska Paradise Orchestra(!) / The Bad Plus / Marc Broussard / Donovan Frankenreiter / Blue Merle...

ルーツから新モノ、ベテランから中堅どころまで、隣町で開催してくれればこんなに楽しい事はなかろうに…。このまま富士に来てくれないかしら。こいつを眺めておりますと心臓ばくばくで素な文章しかかけなくなっちゃうので、おばちゃん落ち着いてから考えるわあらおかまいなくほほほ。
…はぁ、ため息のみが空しく舞えど、これは久々わくわくわくわく。
posted by swj at 23:19| 長野 | Comment(2) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月14日

つながりからひとくさり #1'

蜘蛛の糸を手繰って見つけたるは、こちらTin Pan Alley@blogさん。拝読しますと、失礼ながらとってもとっても私の嗜好をがっちりキャッチ!だったので、身勝手なトラックバック企画を此処に設立。ばんざーい。おめでとうございます部長いやあなに御前崎君もとはといえば私がここまでこられたのもぜーんぶきみのお陰じゃないかははは。

つながりからひと掴み」と題して、こんな風に始めておられますエントリー・シリーズ(?)です。
『つながりからひと掴み #まえがき』

去年の6月あたりからこのWeblogスタイルでホームページを再開してからというもの、聴く音楽がほとんど新譜中心になってしまった。
(中略)
”つながり”というコトバをキーワードにどっかのラジオ番組で使われてるようにひと掴みして聴いたものをログしていこうかなぁと思っている。

音楽的な見地からプロデューサーだとか作曲家だとかでつながる場合もあるし、musicplasmaの結果を見てつなげたり、はたまた個人的な想い出からくるつながりの場合もあるかもしれない。まぁこの辺は強引なところもあるかもしれないが、それはそれで聴くキッカケになればそれでいいかって具合でアバウトに。

Posted: Wed - February 11, 2004 at 03:36 PM

素晴らしい。おじょうずぅー。思いもかけず咲坂と桃内になるくらい感激に打ち震えたので、早速「つながりからひと掴み #1」へトラックバック、"Fairground Attraction / The First of a Million Kisses"からつなげてひとくさりしましょ。先に本編をご覧になってから目を通していただくと尚良し。

Robert Wyatt / Shipbuilding豪州に遊学の折のこと。ついついその辺のレコード屋に入ってしまったり、新聞広告でレコード市を見つけると出掛けてしまったり。半地下の小さなお店にてパタパタめくっていると、出てきたのが"Robert Wyatt / Shipbuilding"。重厚でちょっと怖いような、非現実的なタッチの中にもドロッとした現実があるようなジャケット。ワイアットの名は(彼が脱退して、ジャズロック色を強めたあとのも)Soft Machineのアルバム(CD)は全て持っていたから、オリジナルメンバー/グルーヴィンなロックドラマーとして知っていたのだけれど、ソロは一枚も持っていなかった。

「次は、出逢えないかもしれない」。レコードの海で、それを捕らえる人なら皆同じだと思うけれど、兎に角手に入れて持って帰ったラフトレードのシングル盤。滞在先の旦那さんはブルーグラス・ミュージシャンで、レコードをかけるのに遠慮はいらなかったのに、やっぱり一人で聴きたくてひとつきくらい放ってあった。

時折ためすがめつ部屋で眺めて楽しんでいたある日、家にはだーれも居なくなって、しーんとした昼下がり。針を落とすと、ブラシさばきのそのあとに、ピアノとダブルベースのずしんとくる響き。ワイアットの不安定でか細い、けれど誠実な歌声と、引きずるようでどっしりとしたリズムと音場。針を戻してヴォリュームは11時、少しく暗くなるまで繰り返し。

たぶん海外の電圧が高かったせいかもしれないし、わからない。けれど、あの日の音はレコードに針を落とすことの意味を、とてもとても良く教えてくれた。後々、ずいぶんあとになって、これがエルヴィス・コステロの曲で、フォークランド紛争を痛烈に非難した歌だと知ったり(作詞は別の人)、ドラマーがフェアグラウンド・アトラクションの人らしいとか(これは間違いで、実際は他の曲のセッション)、ピーター・バラカン氏が'82年のベストテン・シングルのひとつに選んでいたのだとか聞いて、CDも手に入れたけれど、あの日のあの音のようには、何時も鳴ってくれない。

だから時々、そのレコード(たまたまEPも見つけて、これも手に入れた)を引っ張り出してきては、大事に大切に針を落として聴いてます。お家にだーれもいない頃を見計らって。

っとね、こんな感じでつなげてみちゃった台風
未聴の方は、是非親を質に入れてでもレコードを探し出して下さい。お金持ちの方は、宝石をジャラジャラ鳴らして下さい。どうしても見つからない!馬鹿!っていう方はこれ(もう売ってないのか…)やこれに入ってますから、気合いの入れ方次第で選択を。但し「レコードではきっとこんな感じで鳴るのね、クララ」とか思いながら聴いて下さい。試聴その他は、ここがとっても便利(試聴は"other versions"から)。美麗ジャケットは色んなバージョンがあったらしく、こちらでご覧いただけます。素敵。因みにワイアットさんはこんな素敵な御仁です。

Tin Pan Alleyのigarashiさん、僭越ながら有り難うございました台風
posted by swj at 21:19| 長野 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年01月19日

左様、反作用。

長屋の大家さん、罪を憎んで人を憎まずが座右の銘、ていうか別に誰かを怒らせたいわけではありませんのに。
先般、件の文章をしたためた折、ブロガーもすなるトラックバックなるもの、蜘蛛の目をわたり歩いてめっけた所にえいやっ!とばかりにくっつけた。おお、これぞblogの醍醐味よのう信右衛門、にわかにカーストを飛び越えて将軍様気分を味わうも、あらら、あっというまに削除の憂き目。思えば確かに、「街宣車でも廻って」来そうなけちょんけちょん具合。そりゃあトサカにきますぜ、旦那ぁ。
英国のバンド、オアシスのドラマー脱退の話題。色々ファンサイトを眺むるに、かのドラマー君はかなり信望篤い様子、そこへもってきて一ファンへのマイノリティからのトラックバック、即決削除も詮無きこと。ほんとにごめんなさい。考えてみればデリケートな時期だよね。ほんとごめんね。明日Tower of Powerを聴きに行くんですけれど、今「ガリバルディ脱退かも、ざまみろ」なんて云われたら怒るもんねえ雪
でもね。「ドラマーの脱退を正式に発表」、8年前、前任マッキャロル君が去ったとき、ロールウィズイットを聴いた時、きっと私は件のドラマーくんの脱退を悼んでいる皆様とおんなじ気持ちを味わったのですよ、「私のバンドは何処に?」「ロックンロールは何処に?」。「バンドを去るようにメンバーが求めた」ってこと、ここんとこにね、すっごい期待をしている訳さ。「バンドが、戻ってくる」。

今日はちょっとばかり、辛口指向なの。ことほど左様に、トラックバックはお気をつけあそばせ!ってこと。なの?ノー!どんどんつなげちゃうもんねー、わーい台風
だっておいらはブロガーさー!気の小さいね犬
posted by swj at 22:39| 長野 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年01月17日

Smiley Smileまたはスタイリー・スタイリー

何れも現在形では存じ上げません。とまれかつての現在形、ぼんやりと世界の蜘蛛の目を彷徨いつつ思い出したのは"Mick Smiley"という御仁。大流行りだったGhost Bustersのサントラに一曲あり。中々にマジカルで隅に置けない小品なの。例のマークのぐるぐる廻る、ピクチャーレコード買いました。まだ大事にしてるよ。
やおら市井の凡人たる行動としてこうしてみると、こんないい話も出てくるのだけれど、相も変わらず判然としないその横顔。ライナーには「経歴など一切公表されていない」とか書かれていて、スパイ大作戦か!!
怒っても詮無きこと、どなたかこの御仁の行方を知ってると面白いなあ。教えてくれたらねー、白いギターあげる。いや、だから現在形では知らないってばバッド(下向き矢印)
posted by swj at 23:26| 長野 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年01月13日

キーワードは、

「食う、寝る、遊ぶ」と喝破されたのはいつのことだったか。そろそろ雨具くらい買えるようになったかなぁ。いやいや、閑話休題。
コメントは福音となり、ご託宣もたらしたもう。有難うございます、リアルかえるは恐怖の対象でしかありませんが、拝読しております、nook様。で、この不景気に早速採用という企業のカガミ的姿勢を示してみました。

問い:次のコメントを都合よく変換しなさい。(配点5)
「音楽わかんない。ジャズ。古っぽい。曲名知らない。」
回答欄
「ジャジーな浮かれ気分で浜イコーゼ、イェー。大ジョブだって、マジ、超わかりやすいって。てか、カヤマユウサク?よー、しゃーわせだなーっつの?ナツカシー!イカス!」

採点:2
先生から:「都合がいい点で基本点2。加山雄三とジュディ・オングを馬鹿にすると先生的に、減点」

先生がどんな採点をしようが、これは満点。ウクレレの神、仏、お代官様、「オータサン」ことハーブ・オータさんのジャジーでスウィンギーな逸品"Soul Time in Hawaii"で、君も明日の早朝雪かきなんかぶっとばせ!ヒャホゥーイ!!(泣)
ほんとにぶっとばすと車で夜もぶっとばせなかったり、猫が埋もれてモグラになったりでろくな事はないのでよしておきますが、ジョビンのワンノートサンバでノリノリなった直後、「君といつまでも」にほんわかするのも一興一興。オータサンの超絶技巧にも酔いしれましょう。

私はといえば、太平洋(でいいの?)に沈む夕日を思い浮かべてはやいとこ寝ます。明日はながぐつでざっくざっくあ〜るく〜台風
posted by swj at 23:42| 長野 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年01月12日

ブラック、グリーン、シルバー&ゴールド

「きもちのいい音だねぇ、お爺さん。」「ベルベットだねぇ、お婆さん。」。
ずいぶん風体は変わってしまったけれど、一聴で同定される音と響き。まだまだ黒人音楽の系譜に不案内な私は、'70年代の名作群を聴き込んでから臨みたいと思ったり。さりとてジャケの色づかいにあやかってみたのは、秘密じゃないよ台風

[04/02/11追記]
結句、あやかりは本日終了。もうちょっとみやすいのにしよーと変えてみたのでした。


posted by swj at 22:58| 長野 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年12月31日

Lonesome Strings!

が、今年は一番良かったですよ!古めかしい新しい感じ。あと、出てる音が瑞々しくて新芽な風情がうれしい。いっこいっこの楽器がフレーズを引き継いで織り物のように連なる様が妙味なり。そんで、うすうす感づいてはいたのだけど、スチールギターって素敵ですね!!!お値段的にはこんなとこがアフォードかな。でもブルーグラッシーなこんなのがあこがれです。

あと、Allman Bros.のJessicaをカバーの訳。作曲/ギターのディッキー・ベッツのソロプレイって、ブルーグラスっぽいなあと感じてたので何だか納得。反復とポリリズムっぽい感覚がいいんだね。
posted by swj at 22:55| 長野 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年12月17日

散策と収穫・その2

明日という続きがないこともある(前回文末参照)。深く恥じ入り、身を以て知った昨今。

ともかくとして、うっかり近所の本屋兼CD屋でDan Hicks & The Hot Licks "Last Train to Hicksville"(国内盤)を購入。アナログで聴きたいなあ、そういった音です。最近出た記念コンサートのDVDのジャケでは、何とはなしに惚けた顔(失礼)に見えなくもないダン叔父さん(伯父さんというより、ね)だったけど、この盤の裏面のイカしたウィンクはノックアウトよ!ヒャホゥーイ。アナログで聴きたいなあ。

ちなみにこれ、ずっと"His" Hot Licksだと思ってたら、"The"だったのね。"Where's the Money?"は"His"だったねえ、爺さんや。リンク先のアマゾンさんは間違いですよ。

所謂“アコースティック・スウィング”は相変わらず安定して流行っている様子。バンド以外ではあまりラウドな音を聴かなくなった三十路の私も、いい具合にはまっている訳です。先日の収穫の一枚Hot Club of Cowtown "Continental Stomp"(国内盤、リンク先は輸入盤)もそんな中にて。

スタジオ盤がいまいちピンとこなかったので今まで購入を控えておりましたが、こちらはライブ盤ゆえ、ラフで楽しいもの。正直、ちょっとお行儀がいいのと、(ブルーグラスの定番『オレンジブロッサム』等も演ってるけれど)オサレ・ジャジー寄りのきらいがあるとこが(ださいでしょ?的なオサレ感ね)距離を感じたりもするのだけど、女性Vo.の声が奇麗(悪くいえばそつがない)のと、演ってる人たちがとっても楽しげなので、結構ノリノリ(どっちなんじゃ)。演奏の質自体も、往年の名プレイヤーなどとは比べてはいけないけれど。でもフィドルはもう少しワイルドなのがいいなあ。

煮え切らない感想ですが、これはこれとして。あ、あと、国内盤じゃなくて全然いいわよ。解説読むと血管切れるぜ#em:63726#(こんなものに金出したのか…)そんなわけで、ギター募集してたらボスのマルチの空間系で自己耽溺な輩がやってきて「や、僕スゴイ音とかこだわりますよ。」などと宣い、ミュートもわからんようなだだもれカッティングをされたりすると「GOGO夕張さしむけたろか、ワレ(省略及び自主規制ナシ)」等と思うのも詮無き事。おまけに、
私「宅録とかするんですかー?」
男「や、打ち込みとかドラムマシンとか嫌いなんですよ!やっぱ、バンドとかで人と合わせる方が好きなんでー」
……(打ち込みじゃない宅録もあるんだが…という正しい合いの手はさておき)抜けの悪い音で人の音も聴かずなにを抜かすか…GOGO夕張でも!!!!…。


そうそう、昨日は初雪でしたよ#em:63652#
…って爽やかに締めようと思ったら飼い猫がねずみ獲ってきた、ギャー!!!
posted by swj at 23:09| 長野 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年12月13日

たわわ散策と収穫・その1

そうそう、先週は仕事で東京へ。久方のTower Records新宿、その収穫と感触を。CDのみ合計8枚にて、ゆっくり書こうっと#em:63652#

社会人のバンド練習、何かと遅くなりがちですね?耳も疲れちゃったし、好きな曲も今日はもう聴きたくないなー、でも音がないと寂しいし。特に田舎ですと「GoGo夕張差し向けたろかワレ(失礼)」等と口走りたくなるよな、無神経かつ脳たりんなFM電波を受信せざるを得ない状況は、ママあります。そこで諸兄にお勧めがコレ。

The Books "The Lemon of Pink"
水ぶくれにもマケズ、一生懸命楽器をつまびく向きには釈然とせぬところもありましょうが(特に練習帰りはねぇ)、ぶつぶつ言ってる声や歌と楽器のぶつ切りサウンド・コラージュ風の一品であります。しかしながら、これがなかなか、年末の駆け込み国道工事もなんのその、立派な環境音を超えたところでの音楽未満として素晴らしく機能してくれます。「安易な発想だなあ、いや、昔こんなの作った事あったわ、私」などと思わなくもないけれど、それも馴染み具合故と解釈。かといって使い捨てかというと、たぶんそうでもない。ぼんやり聴いて、時々集中が吉とみた。
「あたり」の一枚でしたよ。「持っててもいい」一枚(そういう場合は持ってましょう)。

で、似たようなものかしらと思って手にしたのは、
Mice Parade "Obrigado Saudade"
こっちは「聴くもの」。リズムがリズムとして機能しており、どちらかというと楽器が好きなのね、と思わせるところ。練習にいく前に聴いて正解。コンチネンタル・ミクロネシア航空で行くハワイ旅行。Dylan Groupをコムズカシくした感じを期待してたけど、まあそんな感じ?いや、もうちょっと聴いてから考えましょう。ご意見たもれ、博学の諸氏。
いずれにしても「あたり」で。

両者ともに、意外にお車との相性良しで、まろはうれしいぞ。くるしゅうない。
続きはまたあした。
posted by swj at 23:46| 長野 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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