2004年03月22日

逡巡の冬、ダイヴの季節(またはiPod夜話)

まあるい豆腐も切りよで四角。ジャケ買いだのアウトテイク満載ボックスセットだの、そもパッケージングというのは大切なものですけど、整理整頓は故郷の銀河系の彼方の彼方、アルファ・ケンタウリの角を右に曲がってコンビニのはす向かい、スズメが二羽とまってるあたりに置いてきた私。蒐集が収集つかなくなったりするわけで。

考えてもごらんなさい。たーくさんいっぱーいのCDをずんずん助手席に積んでって、人が乗ろうと云う段に後部座席にがばあ!とぶちまけ、既に二十数枚散乱してるのはすっかり忘れ、聴きたい曲がひとつでも入ってればおうちの山積みから銀盤はさらに倍(三択なら竹下が堅い)、チェンジャーなしの貧乏ディージェイ(題字:森茉莉 )もかくやの素早い選曲&プレイでディスク・アウト&片手でケースをかぱって開けて、途中でサードにシフトダウン、滑らかにコーナリングをこなしつつ、人さし指でくーるくるってディスク・イン!、それではおおくりしましょうポール・バタフィールズ・ベターデイズでプリーズセンドミーサムワってしまったあれはトランクの中に放り投げてたんだった、じゃああれだ、正反対でタテノリだスタッターだってあれえエラスティカの中にサム・クックが入ってるよサム・クックの中には54-71で54-71の中身はテレヴィジョンだ、バーラインのギターはいいなあ。

おとなになっても、私のまわりにはしっかりたーくさんの音楽があって、とっても幸せ。たとえ「ひとあおすじ」がもらい泣いてると思ってたり、メロンパンっていいバンド名だなスーパーカーぐらいやられたなとか、脳細胞は既に98.5%(ぶっちぎりでしょう?あん?)死滅していたとしても。

その幸せを加速させたい。加速させたいの。加速させようぜ、ベイベ。ギターウルフの民生機ぐらいの認識しかない氣志團風に云ってみて。そうするとiPodが、生協の豆腐パック(二個組)みたいな面立ちでこちらを伺うのです。わきさんのとこの『iPod(iTunes)の音にこだわるなら』のコメント欄では、“私がiPodを持つ理由”が俯瞰できて(ってもおふたりだけですけどね、色々な状況が読みとれるという意味で)興味深く拝見したのですけれど、前述の挿話の如く、私の場合は、確かに整理できない体質の改善もあるわけなのだけど、整理とはまた違う意味で、「こいつはどこかでつながりそうだぞ」と思ってCDをどんどん買ってしまう性質上、自分の持っている音源の中でも「出会い」が欲しいと云う理由があるのだね。随意に、CDケースの稼働部分をかたっぽ割っちゃったり、輸入盤の脆弱なディスクホールド部分をポキポキしたりしないで、選曲も風まかせ。ちっとも聴いてないCDもぜーんぶ入れて「な、なんだこの曲は!?司郎いったい何を!?」みたいな素敵な出会い(恋の花咲くこともある)を求めたいのだね。あと、すごーくランダムにつながっちゃった曲同士について関連性を考察してみたり。R.E.M.のあとにスタッフ・スミスがかかったりしたら、ちょっと考えちゃうでしょう。ほんもののSgt. Pepper'sとBig Daddy盤が偶然つながったりの正当派もにっこりだね。

いますぐにでもあのコを手に入れたい。なんつって来年の車検が買い換えどきですよと優しいディーラーに云われた手前、こんなのながめてこちらも眺めて、一年先の清水の舞台を夢見て、あーでもないこうでもない。

あいもかわらず散乱した銀盤の山に埋もれて信号待ちをする私に、通りすがりの人は云うでしょう。「あの、そこのあなた。あなたですよう。ずいぶんとお荷物をつんでおいでで。おくるまに、お住まいで?」。はい、左様で。


トラックバック先は以下の方々にて、無礼ご容赦の程。
いつのまにか大人になって、いつのまにか音楽のそばにいない」 at sundaysoundtrack
iPod(iTunes)の音にこだわるなら」(主にコメント欄)at "フリー*プランナーというお仕事について"の日々の雑記帳
脳細胞と文才」 at sketch-book


posted by swj at 23:15| 長野 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわ〜い、1ヶ月ぶりだ。
CDは大切にね。クルマの中だと、夏場はアウトですよ。

でも、ジャケと中身が違う、てのはよく判る。
ウチのCDもそんなことになってたりするもんなぁ。中身だけ借りパクされてたりとか。どういう貸し方やねん。

借りパクめ。(←ひさびさ)
Posted by march at 2004年03月23日 11:00
ぜえぜえ。文字の書き方って、一か月で忘れるんですねえ。書き終えるのにえらい時間かかってしまいましたよ。

うちのとこは、よそ様が避暑にいらっしゃるような土地なので、夏場もぎりぎりセーフ。その状況が冗長してる訳ですが…。

中身が違う攻撃は、時々家人によってももたらされるので、油断なりません。ジャンルが近かったりするとしばらく気が付かなかったりして、バカバカ!

紙ジャケめ。(←ちょっとうれしい)
Posted by swj at 2004年03月23日 22:30
>よそ様が避暑にいらっしゃるような土地

OH! それはアレですね、夏になると皇室アルバムとかにでちゃう、あの場所ですね。渓谷に麦わら帽子を落としたりする、あの土地ですね。テニスとソフトクリームが似合うわ。
ちなみにMy友人も、実家がそこです。OH!

ウチには中身『だけ』ないCDがありました。

かあさん、ウチのベルベットゴールドマインのサントラの中身、どこへいったんでせうね。ほら、碓氷峠から霧積へ行く道で…

夏め。(←暑いの苦手)
Posted by march at 2004年03月24日 09:47
残念、近所の国道を雅子さんとかパナウェーブとかが通った事はあるんですが、答えはノンでございますよ。ご友人にごきげんようとお伝え下さい、ほほほ。

母さん、って最近知ったんですけど一日一ネタでご飯がおいしくいただけて結構ですな。

雪かきめ。(←寒いの苦手&昨日疲れたまじで)
Posted by swj at 2004年03月24日 22:43
うちはケースと中身があってる方が珍しいです。
Posted by nook at 2004年03月30日 20:11
この前のWilcoの時はコメントありがとうです〜
CDケースの件すげーわかる。。。個人的には
一番気持ち悪いのはBOXの4枚のうちの1枚とか2
枚組の片方が無いとき。結構小心者なので見つかる
まで探したり・・・駄文で失礼。
Posted by HIDEMUZIC at 2004年04月11日 01:03
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