2004年06月02日

汝の・欲することを・なせ

そうそう、あんまり真面目な私なので、気がついたら五月病の彼方からこんにちは。なあんて思ったら久々の休日に、あろうことか『著作権法改正案、“修正”ならず――文部科学委員会で原案通り可決』などという事態に。
先エントリ以後も、なりゆきを見守りつつ、個人的には地元を含め、議員さんにメールを出してみたり仕事に支障のない範囲で細々やってみていたのだけど、ここに及んでは何とも申し上げようもない忸怩たる思いでキーをたたいております。でも負けないぜ。

いかんともしがたい』さんの“敗北宣言”は、だから「この試合は負けね、んじゃ次。今度は負けねえ」ってことだと思う(おおまかには。もうちょっと意味があると思っていますが、仲間の手の内を説明するほど愚かではなし、ふふ)。負けることは学習効果が高いとはいえ、ダメージはやはり大きいわけで、私たちはそんな中で、日常生活をきちんとこなしながら回復をはかり、戦う力と戦略を駆使しなければならない。

欲しいレコードをどうやって手に入れるか一所懸命考えるのだって大事だし、選挙権があるならちゃんと吟味して行使し「公僕」を選定することはとっても重要だ。また同時に、留守中に猫が帰ってきてもカリカリがなくなってないように気をくばりつつ、遠距離の相方とは「昨日遅かったから今日は早めに電話して寝ましょう」と相談する。その毎日の先には、例えば街ですれちがう地域のおじさんやおばさん、八百屋さんや服屋さんの先には商工会議所があって市役所があって役人や市議がいて県議がいて国会議員や大臣がいるのだ。私たちが健康に冷静な意識をもって日々を過ごすことは、それ自体が誠実な戦いでなければならないでしょう。負けないぜ。ふふふ。

とまれ、とりあえず欲しいものは欲しいぞ。買っちゃうぞ。あなた、安いのかい?高いのかい?あぁ、若旦那。あたくしんとこはね、すこぅしでもお安く買っていただこうってね、そりゃあもう努力してますよ、ええ。
昨晩、ごひいきのKelly Joe Phelpsさんのオフィシャルサイトを見ておりましたところ、氏が関わっているPaul Curreriさんなる御仁を発見。いや正直大分まえに見つけてはいたのだけど、試聴してもピンときていなかったのが、Geof Muldaurばっかり聴いてた昨今の耳にはなんだか心地いい響き。
Paul Carreri
ふらふらと“Listen to a sample or buy it here”ボタンを押してみるとそこはカンザスの我が家。もとい、CD Babyというメリケンのインディ音楽屋さん。これが私にはなかなかびっくりの面白いサービスをなさっておいでで。なんとプラスティックケースをはずして送ってくれるという荒業オプションがあるのですよ。端的に申し上げて、ちょっとでも軽くして送料安くしましょうという"Born to be wild、イェー!"なんて国(偏見です)とは思えない繊細なお心遣い。↑のリンク先をごらん頂くと一目瞭然ですが、11枚以上頼むと、ケースありとなしではなななんと12ドルもちがうという。一枚買えるじゃありませんか、若旦那。こんなお客さんの気持ちを考えたお店でお買い物をしたいもの。まして気持ちよくなりたくて選んで選んで買うものならなおさら。こんなご時世、こんな気持ちを大事にしようと私は星に話します。くじけませんよ。

こんな毎日が、怒りや喜びをつくって、また毎日を転がしていくようです。そんな毎日はでも、思いやりや想像力が支えていて、それさえ手放さなければ私たちはちゃんと日々を紡いで、戦っていけるのでしょう。ふふ。

汝の欲することをなせ

track-back:
輸入権なんて穴だらけ at いかんともしがたい


posted by swj at 23:36| 長野 ☁| Comment(3) | TrackBack(2) | "their" notes | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どもどもこんにちは。いかんともしがたい です。
なんか、わたしのことをすごい策士みたいな感じで受け止められているような気がするんですけど、そんなことないですよ!(笑)
「敗北宣言」 を書いたときは本当に憔悴してましたしやけっぱちにもなってましたが、欲しい CD はあらゆる手段を用いて手に入れるでしょうし、個人的には日本のミュージックシーンではいわゆる売れ線の音楽よりもインディーズシーンに興味があるので、そういう意味で 「いままでも、そしてこれからも聴いていく音楽はそんなに変化しない」 と書いたわけです。
「今度は負けねぇ!」 っていうのは確かにそうですね。万が一また何かやつらにやられたら本当に心が折れるかもしれません。とりあえず、いまは誰もが気負いなく個人輸入をできるような下地を作り上げていく必要があると思っています。
Posted by いかんともしがたい at 2004年06月03日 22:54
いやいやご来訪恐悦至極でございます、ありがとうございます。
策士とかそれほどの勘ぐりじゃあないんですが、まあ逆にご意見日記帳としてのblogだけに、「書かれていない事」に可能性を感じたり、自分も書こうと思ってみあわせた事があったりしたので、あんな表記になりました。まあ、「匂わせる」のも「やつら」への戦法ってことで。ふっふっふ。
私も聴くジャンルが年々地味化していって、それこそインターネットのおかげで聴けるようなものを地味に聴けるようになりました。まだTBしてませんが、「踊る阿呆を、観る阿呆。」のとんがりやまさん(左のBlogPeopleのリンクをご参照)が、「(聴くジャンルが)びみょーにメジャーレーベルが手を出しそうなマイナーものもけっこう多いんですけど、どメジャーでもどマイナーでもなく、おそらくセールスの面でもボーダーにあるだろうこの手のジャンルが、来年以降、この国でどういう扱いを受けるのか(あるいは受けないのか)、しっかり見届けておかなきゃなりませんね。」とお書きになられていて、私の危惧もこのへんにあります。
先をみこすと、「やつら」は何でもやるし、やってきた経緯があるので、地味な活動で体力をつけつつ、大きな展望をもって(大風呂敷!)、さらに地味にと。今回のことでは、ほんとにいい人の輪が感じられたので(更新適当ですけど)blogやっててよかったなあと思います。あ、あと「ゲリラ」ってのは私もすごく思ってましたが、さらに不穏な「テロ」って単語でコメントしそうになってたので(内容はまあ、ね)、やめときました。テロについては「通報しますた」にならない様に気をつけつつ書こうと思ってはいますが。いや、内容的にはほめられたものにはならないでしょうけど、音楽メディアに対する憤りって話です。

今日は久々に東京で相方さんと「くるり」見物(メジャー、だな)。よく笑って飲んでを実践して参ります。
Posted by swj at 2004年06月04日 07:43
CD Babyは"Ernie Hawkins"のCDを購入する時に初めて利用して以来、すっかりハマッています。
amazonでも扱っていないようなマイナーなCDを取り扱っているので嬉しいです。

※ 折角コメントをいただいたのに文字化けで読めません。(T_T)
Posted by Sleepy at 2004年06月16日 22:40
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すねたらいい男が台無しよ!非合法化運動へのお誘い
Excerpt: 洋楽国内盤をなくそう!国内盤は邦楽オンリー日本の伝統的な音楽文化を守れ!!
Weblog: 国内盤レビュー
Tracked: 2004-06-03 00:50

なんかいろいろ、思うこと
Excerpt: もうすでに多くの方がご存知だと思いますが、いわゆる「輸入権」、「著作権法改正案」が文部科学委員会で原案通り可決ということになったそうです。次は衆議院での採決にうつるようですが、すみやかに可決されるでし..
Weblog: とり五目
Tracked: 2004-06-03 22:16
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